資産家ジョン・ポールソン氏が15の機関投資家と共に同盟「シェアホールダーズ・ゴールド・カウンシル」を結成し、金価格下落への歯止めを画策していると報じられています。個人的にはとてもとても嬉しい話なので、是非ともガンガン資金を投入して欲しいです。具体的にどうやって歯止めをかけるのかはよくわかりませんが。
金相場は同盟構想を提案した当時、1オンス=1300ドル近辺と、現在のスポット価格を約90ドル上回っていた。キム氏はその後、金鉱会社の行動に目立った改善は見られないと指摘。金鉱会社は10年近く放漫経営を続けており、機関投資家は幹部報酬、取締役人事、合併・買収(M&A)などの問題に関して影響力を強めるべきだと述べた。
とあるので、金そのものに対する資金投入ではなくて、金鉱会社の経営を通じて金価格に影響を与えていくことを想定しているのでしょうか。
ジョン・ポールソンという投資家を知らなかったので検索してみたところ、リーマンショックで大儲けした人のようです。
2018/4/19 記事
個人で所得税を1000億円支払うとかあるんですね。ギャグみたいな数字です。
2018/1/10 記事
しかしそのポールソン氏も近年は運用成績を上げられずにいるようです。
2018/4/24 記事
この辺の記事を見ると雲行きが怪しくなってきます。
わたしの雑な調べでは、サブプライムローンが焦げ付くことに賭けして大儲けしたという印象です。しかしこれだけのことをやってのけた投資家でも安定して利益を上げることは難しいのですね。しかも近年はかなり厳しい状況のようなので、冒頭の「金下落を食い止める」なんてことがはたして本当に可能なのでしょうか。
報道では「価格を上げる」とは書いてなくて、「歯止めをかける」と表現しているのも何か消極的なイメージです。
すぐに金価格に影響が出るような話ではないですが、今後が気になるニュースでした。