製作中のアメリカ映画の記事を読みました。
この記事を読んだときに「この話本で読んだことあるけど、ノンフィクション映画じゃないの?」と思いましたが、記事にはどこにもノンフィクション映画とは書いてありませんでした。
この映画ではアメリカのニュージャージー州からカンザス州までを直線の光ファイバーケーブルで結ぶ話となっていますが、「アルゴリズムが世界を支配する」で読んだのはシカゴーニューヨーク間でした。その真直ぐな回線はすでに敷設してある回線よりも物理的に往復160キロ短縮され、通信速度は4ミリ秒(1000分の4秒)だけ早くなるそうです。とんでもなく高い金をかけて新たに回線を通してたった4ミリ秒です。しかし高頻度取引ではそれだけですべてが決まる圧倒的な差異になるそうです。
先日読んだ「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学」でも少し似たような話がありました。
昔は日経平均先物と日経平均で5%とか乖離していた。そういう現象が察知されたら、安いほうで買って高いほうで売れば、機械的に儲けられた。
価格差を利用して右から左に動かすだけで利益を出せたんですね。江戸時代に日本の金を海外に輸出して儲けた話にも似てます。
予告編を見た感じだと投資の話というわけではなさそうですけど、日本で劇場公開されることがあればぜひ観に行きたいですね。