先日、めでたく通算売却益が10万円を超えましたが、このペースだと年間利益は25万円程度になると思います。
わたしがマネーパートナーズで行っている金ドル取引による利益は確定申告のときに申告分離課税となり、所得金額に関わらず一律20%(所得税15%・住民税5%)が課税されます。一方、働いて得た給与などは課税所得の増加に合わせて税率も高くなる累進課税となります。累進課税は所得に合わせて5%〜45%の7段階の税率が適用されます。
No.1463 株式等を譲渡したときの課税(申告分離課税)|国税庁
仮に課税所得が330万円の人が投資(金や株)で所得を得た場合、働いて得たお金には10%の所得税がかかりますが、投資で得たお金には15%の所得税がかかるので、せっかくの分離課税制度がマイナスの効果を発揮してしまいます。逆に課税所得が330万円を超えている人は働いて給与を増やすよりも投資で利益を出した方が税金を安く抑えることができます。
こうなると課税所得の高い人は累進課税になる所得は増やさずに、投資で得る所得の割合を増やすことで節税を図ります。投資による利益は複利で増加していきますから、年を追うごとに少しずつ税率が15%に近づいていく、という訳です。
実際にそういうことが行われているかはわかりませんが、わたしだったら絶対します。わざわざ高い税金を払いたいとは思いません。